水中では、浮力や水圧のおかげで、陸上でその筋肉を支えるための力も必要なくなりますし、そのとき必要な筋肉だけを動かすことができるようになります。

この、力を加えないで自然に動かすことによって、関節の動く範囲・可動域がひろがるのです。これを称して、関節可動域(ROM)と呼びます。

不感温度帯

適度な水温・34℃~36℃の温水(不感温度帯)に体を浸すことにより、痙攣のような細かい筋肉の収縮(筋肉のスパズム)が軽減されます。

血液循環がよくなり、筋肉も暖められることで、筋肉の緊張が低下する為です。

ただし運動の種類により、望ましい水温がありますので、水温には気をつけるようにしましょう。

関節可動域を利用した水中運動

では、関節可動域を利用した水中運動をご紹介します。

陸上立位で肩伸展から水中での肩伸展に: 

陸上立位で肩伸展から水中での肩伸展の写真立ち上がった状態で、両腕を後ろに上げてみましょう。(肩の伸展)

どのくらい肩は上がりますか?

続いて、肩まで水中に入り、同じ動作をしてみてください。

おそらく、先ほどより、両肩が上がるのではないでしょうか?

このことから、水中では単関節や局所的な可動域の改善も 可能ですし、全身の可動域を同時に拡大させる作用もあります。

さらに、トレーナーは各部位の関節の動きをきちんと把握し、動きにくい方向や動きすぎる方向を察知できるように心がけなければなりません。

また、各部位の関節も動きを熟知しておくことが大切となります。

ストレッチの注意点:

ストレッチ方法:

写真:肩関節周辺のストレッチ
写真:股関節周辺のストレッチ
肩関節周辺のストレッチ
股関節周辺のストレッチ

 

 注意していただきたいことは最終的には自動運動を行うことで、他動的なストレッチはオーバーストレッチを引きおこしやすく、筋肉の微細な損傷を引きおこしてしまい筋肉痛を誘発する原因になります。

他動的なストレッチは気をつけて行うことが水中ストレッチの基本です。

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