神経と運動の関係を具体的な例を元に説明します。

神経系の種類とその流れについて

脳の構造

表

上記の表は神経系の区分を表したものです。

人間が生物界の王座に位置しているのは、まさしくすばらしい脳を持っていることによります。

考える脳それを神経が伝達をして体を動かしているのです。

神経系は中央政府的な役目である脳と末端器官と情報交換の為に体中にはりめぐらされた多くの神経経路から成り立っています。

そこで神経系を中枢神経系抹消神経系に分けます。

例えば、「運動」を起こすのは、筋肉の活動ですね。

筋肉の活動を引き起こすのは、脳や脊髄からなる中枢神経と運動神経や感覚神経となる末梢神経からなる神経系の活動です。

具体例で

例えば「鉛筆を持つ」動作を考えてみましょう

鉛筆を持つには指の力と指の関節を曲げる動作が必要ですよね。

鉛筆を握るという動作の目的を指に伝え筋肉を収縮させようとする命令を下すのは、大脳皮質の中の「運動野」というところです。

つまり筋肉を収縮させる為の伝達は、運動野から脊髄をとおり、運動神経を通って筋肉まで伝えられます。

それでもこの情報だけでは、動作はうまくいかないのです。

もし筋肉が収縮する力が小さければ鉛筆は落ちてしまいますし、強すぎると折れてしまいます。

この力の加減も脳からの指令によって調節されます。

神経活動の仕組みと水中運動

神経活動は、運動の指令をする中枢神経だけでなく、筋肉や皮膚などの状態を中枢神経系に伝える感覚神経や運動神経といった末梢神経も、運動に重要な役割を果たしています。

水の中を立っている状態を想像してみましょう。

水の流れがあまりなければ、私たちは足を水底につけたまま立つ姿勢を保つことができます。

しかし、人がそばを通るときに渦ができ水流が強くなると、体を前や後ろ、前後など動かしてバランスをとろうとしますよね

体が前に少し傾くと、体の後ろ側の筋肉が伸ばされます。

筋肉の長さが変わったという情報はすぐに脊髄に伝えられます。

すると脊髄から筋肉の長さを元に戻す為に、今度はその筋肉を縮める為の命令が伝えられ、筋肉は収縮して元の長さに戻ります。

このようにして、私たちの体は無意識のうちに水の中で立っていられるのです。

これは、筋肉の長さの変化を末梢神経中枢神経に伝え、この情報によって中枢神経が筋肉の長さを一定に保つ為の筋活動を起こすということなのです。

この機能はご存知のとおり「反射」といいます。私たちが意識せずに起こる運動のことです

よく知られている反射の一つに「膝蓋腱反射」がありますね。

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